隣地境界が不明瞭な不動産の融資の実務を説明します。
いい土地の形状
いい土地は、一般的に正方形の土地と言われています。
角が4がいいとされています。
角が3つですと三角地といわれ使いづらい土地です。
たくさん角がある土地は、不整形地といわれ、これもまた使いづらい土地です。
角がたくさんあるほど隣地との境界問題が生じるものです。
このような点から土地は、なるべく正方形になっているものがいいとされています。
越境の類型で説明
境界が不明瞭な場合や越境がある場合は、必ず重要事項説明書にその内容が記載されています。
境界が不明瞭な場合は、隣地との境界を民民測量で境界を確定させます。
隣地が私道で国、地方公共団体が所有している場合は官民測量になります。
官民測量は、境界が確定するまで数か月の日数が必要となります。
越境物は、撤去できるか否かがポイントになってきます。
銀行融資審査時のポイント
上記②で説明したとおり境界が不明瞭であるときや越境があるときは、銀行審査がややこしくなります。
境界が不明瞭ですと担保評価がぶれてしまいますし、越境は隣地トラブルに発展しかねないです。
そこで融資実行までに、銀行から以下の資料が求められます。
境界が確定したら境界画定図を提出します。
越境が解決すれば、隣地所有者との覚え書を日付と名前入りの書類を提出することになります。