資金調達の世界は、大きくわけてデッド、メザニン、エクイティの3種類があります。
デッドでよくでてくるのが銀行からの融資です。
エクイティでよくでてくるのが資本出資です。
メザニンは、劣後特約付きの社債や無議決の優先配当出資です。
レンダーはだれ?
レンダーは資金の貸し手のことをいいます。
メザニンファイナンスにおけるレンダーは、どこかの証券会社の子会社や独立資本でやっている場合が多いです。
銀行系のキャピタルは、メザニンファイナンスを取り扱っていないと思った方がいいです。
一度、銀行系のキャピタルさんに理由を伺ったところ銀行のデットとメザニンが競合してしまうため事業のすみ分けとして取り扱っていないとのことでした。
どんなときにつかうの?
債務者からすれば金利は、安く資金調達したいが、銀行融資が敷けない場合があります。
代表的なのは不動産業者、IT業者、ゲームの開発業者等です。
ですが、出資関係をいじってまで資金調達をしたくないという創業株主等がいます。
こんなときに劣後特約付きの社債といったメザニンファイナンスが検討されます。
ロットは、どれぐらいから?
融資ロットは、1口10億円~検討といった会社ばかりです。
これは、それなりの財務内容がないとリスクある貸し出しができないといったところで大型ロットになるのでしょう。
一人当たりの金利収益を考えると数人で大口案件をさばいた方が効率がいいという点も考えられます。
金利は、どれぐらい?
メザニンファイナンスの金利は、10%~で考えた方がいいです。
金利に加えてアップフロントフィーも2%前後という提案が多いです。
あとは、契約解除禁止期間が設定されている場合があります。
これは融資実行日から2年間は、債務者からの繰上弁済を禁止する特約みたいなものです。