預金担保の活用方法を説明します。
預金担保とは
預金担保とは、預金を定期預金にしてロック(拘束)することをいいます。
ロックされた定期預金を担保に差し入れ融資をうけます。
融資量は、定期預金の金額までとなります。
預金担保は、銀行にとって歩積両建という禁止行為にあたります。
預金担保を活用するメリット
預金担保は、債務者にとって利用できる手許現金が増えるわけでもないので経済的なメリットはないといえます。
では、経済的なメリット以外は何かあるのでしょうか。
1つ目は、金融機関と融資取引ができるため返済履歴という与信にとってポジティブな効果をもたらせます。
2つ目は、決算書をみただけで預金ロックがされているとわからないです。
ですので、決算書の預金量が多い会社とみれるのでキャッシュリッチの会社にみえます。
3つ目は、新規の融資取引行を増やすときにつかえます。
新規の銀行がつかえるかどうか不明です。
ここでつかえるかというのは、融資提案が積極的か消極的かという意味です。
そこで、とりあえず保証協会を利用します。
ですが、使えない銀行に保証協会をあげるのは勿体ないです。
将来、取引が拡大しないからです。
どうしても融資審査が緩い銀行に残高は伸びていくものです。
ですので、使えるか使えないかのチェックは預金担保を利用して様子見をしてもいいです。
預金担保のデメリット
預金を担保に融資を敷いた場合は、約定弁済がすすむにつれて使える現金が少なくなるという致命的なデメリットがあります。
これは預金担保が定期預金を作ってロックしてしまうため融資は約定弁済が進むと手許現金が抜けてしまいます。
ですが、定期預金の約定で壊すことがないためです。
あとは、使えない融資により金利負担が生じてしまいます。
預金担保をする場合の融資条件
預金担保は、上述したとおり金利負担だけ損するような取引です。
ですので、なるべく経済的な負担は避けたいところです。
ですので、預金を担保とする場合は、最小金額による融資、保全率100%なので最安値の金利、12ヶ月の割賦付がいいかと考えられます。