軟弱地盤の場合は、基礎補強、地盤改良、杭打ちと建築コストがアップしてしまいます。そうなりますとプロジェクトの採算が合わない、企画倒れといった事態が生じます。
今日は、マンション開発でくい打ちが必要なのか否かのチェックポイントを説明します。
東京都の杭打ち事情
東京都の杭打ちはエリアによってその内容がかわってきます。
江戸川区、江東区、港区といった湾岸エリアは軟弱地盤といわれ強固な杭を打つ必要がある地域のため開発コストに余分に杭打ちコストが生じます。
練馬区、板橋区は比較的しっかりした地盤のためしっかりとした杭打ちを必要としない地域と言われています。
地盤調査の仕方
以下のような場合は軟弱地盤を疑います。
謄本をみて地目が田、沼であった。
地図をみると近くに川や沼があった。そもそも埋立地だった。
現地調査にいったら隣地が杭打ちをしていた。
車両が通行すると敷地が揺れている。
道路にひび割れ等があり傷んでいる。
周辺建物の基礎、ブロック塀に亀裂がある。
地層がローム層だった。
怪しいなと思ったらインターネットは地盤サポートマップ、地盤安心マップというサイトで地盤を確認することができます。
これらの結果をふまえて怪しいなと思ったらプロに相談してもいいと思います。
本格的にプロに地盤調査を依頼する場合は、5万円~が相場です。