代表者の中には、生命保険にいつでも加入できると認識されている方が多いです。
ですが、生命保険会社より保険契約を断られるケースも多いです。
大幅な債務超過の場合
会社で契約者、代表者を被保険者とする場合は、よくあります。
保険の掛け方は、退職金の積み立てや借金の弁済資金といったものが多いです。
昨今は、コロナ禍によって大幅な債務超過に陥った会社が多いです。
このような大幅な債務超過の会社には、生命保険会社が保険の加入を拒否する場合が多いです。
その理由としては、保険契約5年以内に保険を解約される恐れがあるためです。
特に保険契約から2年以内に解約された場合は、営業マンや保険代理店にも生命保険会社からペナルティがきます。
ですので、大幅な債務超過の会社は保険契約を拒否されるのです。
債務超過でも保険加入できる場合その1
大幅な債務超過であったとしても生命保険に加入することがあります。
コロナ禍で多い事例ですが、コロナ禍までは業績がよかった事業者です。
これは、過去3年分位の決算書を開示することでコロナ禍が終わったら黒字転換すると生命保険会社に説明できるからです。
あとは、金融機関の支援スタンスや資金繰り、今後の事業展望を説明するのも一手です。
債務超過でも保険加入できる場合その2
生命保険会社は、すべての契約について事業者から決算書を提出することがないです。
特に、保障額が小さい保険契約の場合は、決算書の開示無しで保険に加入することも可能です。
小さな保障契約のバーは、保険会社によって異なりますが、保障額2億円が一つの目安と考えてもらって大丈夫です。