フラット35を収益不動産の保有目的で活用している債務者のローン付けの実務について説明します。
フラット35とは
フラット35とは、居住用目的で購入する不動産への融資商品です。
固定金利ですので将来の返済スケジュールも組みやすいという魅力的な優良な金融商品といえます。
このフラット35を投資目的の不動産の購入のために活用している債務者さんがいて一時問題となっておりました。
なぜ、問題になるかといいますと、単純に資金使途違反（詐欺行為）です。
上述のとおり、フラット35は、居住用目的で購入する不動産への融資商品ですので、目的外である投資用不動産の購入資金でないからです。
買い増しするとき
フラット35を活用して投資用不動産を購入した債務者さんが、新たに優良不動産を発見し、ローンを組んで買い増ししたいときは、金融機関からのローン審査は通るのでしょうか。
弊社の過去の事例からみると、問題が発覚して以降は、非常にネガティブです。
金融機関の担当者さんからヒアリングしていると、とにかく印象が悪いみたいです。
解決策
不動産を買い増ししたい場合は、フラット35を一旦弁済したら再度正常に融資を組むことができます。
金融機関は、肩代わり資金に対して難色をしめすためにノンバンクでの借り換えが現実的です。