取引銀行を増やし方とそのメリット、デメリットについて説明します。
新規の取引銀行を増やしたときのメリット、デメリット
メリットは、ずばり融資枠の拡大と融資条件です。
融資枠は、各銀行によってこの会社だと〇〇円が上限と決まっています。
決め方は決算書のスコアである程度ははじいて、そこから銀行内で議論します。
融資条件は、一行単独で取引されている事業者だと金利を含む融資条件が企業の実態と比べて悪い傾向にあります。
具体例としては、明らかに金利が高い、プロパー対応可の財務内容にもかかわらずオール協会といった感じです。
協会さんもいい財務内容の会社に保証商品を買ってもらえるので、この会社は保証しなくても大丈夫なので保証支援はしないです。なんて言わないです。
デメリットは、管理が大変です。
融資してもえらえる銀行が増えるほど、資料の提出等の手間が増えていきます。
会社の業績が悪化した場合は最悪です。リスケするときは、できるだけ取引銀行数を減らした方が得策です。謝りにいく手間を減らしたいからです。
新規の取引先を簡単に増やす方法
新規の取引先の銀行を増やす方法でオススメは、少額を短期で借りるです。
これは100万円位を6ヶ月で借りておくことです。
100万円ですと資金使途も言われないですし6ヶ月だと保証協会にもっていくのも手間なのでプロパーで話が進みます。
不動産業者の場合は、賞与、納税、採用といった資金使途もセットにしないと厳しいです。
大きな会社さんですと100万円を1000万円になるだけです。
3年以上の長期資金だと新規の銀行員さんに「保証協会付きはどうですか。」といわれます。
この融資条件をのむと既存の銀行員さんに露骨に嫌な顔をしてきます。
プロパーだと一定以上の財務内容が必要になってきます。不動産業は、業種NGという金融機関も多いです。