税理士さんは決算対策は納税の視点からアドバイスをしてくれます。
今日は角度をかえて銀行融資の視点から決算対策を説明します。
銀行融資の視点での決算対策のメリットは、金利が下がる、信用が拡大するので与信枠がアップするといったところでしょうか。デメリットは手間です。
銀行融資の視点から決算対策をするには銀行融資の本質をわかっていないといけないので、まずそこから説明します。
銀行が融資をしたい会社は、利益をだしていて、かつキャッシュをもっているところです。
利益をだしている理由は、省略します。
キャッシュをなぜもっている方がいいかといいますと簡単なことです。
支払遅延を含む金融事故が起こるリスクが軽減されるからです。
そこで決算対策としてクレジットカードを利用してキャッシュを増やす方法を説明します。
それは消費税の中間納税をクレジット払いにすることです。
消費税の中間申告で3月毎と1月毎の会社は納税をクレジット払いにすることにより決算日をまたいで納税の支払いをすることができます。
これにより決算時点でのキャッシュが、手許現金より納税するよりもクレジットカードによる納税により増加できます。
消費税の納税は多額になるケースが多いので効果は絶大です。
クレジットカードを利用した納税の注意すべきポイントは、納税の手数料とポイント付与のパーセンテージです。
手数料よりもポイント付与の方が大きければ納税しならがら経済的、資金繰り的な利益を得たことができます。