信用組合の融資審査を説明します。
定性評価
融資審査は、大きくわけて定量評価と定性評価に分かれています。
定量評価は、財務内容といった数字です。
定性評価は、社長の人物像等といった数字以外です。
規模の大きな金融機関になればなるほど定量評価にお向きをおく融資審査をしていきます。
信用組合の場合は、定量評価もみますが定性評価も見られてきます。
とくに、その事業者の地域への貢献や組合活動への参加といったことが定性評価の加算対象となってきます。
銀行が嫌がる産業への融資審査
銀行が嫌がる産業への融資審査の代表例は、不動産業者への資金使途が不明瞭な運転資金です。
コーポレートの内容が良好であったとしても銀行は、門前払いというところが多いです。
ないしは、協会と折半といった内容や6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月といった期間の短い融資が多いです。
信用組合の場合は、取引実績等も加味して不動産業者への長期の運転資金も検討してくれたりもします。
融資量
運転資金の場合は、融資量が金融機関によって下限がかわってきます。
規模の大きな銀行でしたら短期資金だと1ショット3,000万円以下は手間だけなのでいやです。と断られたりします。
地方銀行でしたら短期資金だと1ショット1,000万円以下は手間だと嫌がられることがあります。
信用組合は、短期資金の300万円位のロットでも前向きに進めてくれます。ですので、小回りが利いて利用しやすいです。
逆に、1ショット3億円をこえるようなプロジェクト資金ですと銀行だと嫌がられるところもあります。
信用組合は、このような大ロットの融資も以外に前向きに審査してくれるイメージです。