ソルトルック株式会社/塩見健二税理士事務所
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コーポレート 2020.06.05
  • 資金使途があるのに融資を断られるパターン

概要

金融機関からの融資は、資金使途がないと断られる場合が多いです。

資金使途とは、その融資を何に使うのですか?ということです。

具体的には、車等の設備を買う、出店する、工場をつくる、自社ビルを買う、投資用不動産を買うといった設備資金や売上増加に伴い在庫増加、売掛金増加といった運転資金です。

このような資金使途があるにも関わらず融資を断れる場合があります。

では、その内容を以下の内容で順をおって説明していきます。

 

ロット

金融機関は、融資量が多くなるほど金利が同じだった場合に金利収入が増加します。

ですので、なるべく大きなロットの仕事をしたがるものです。

とくに規模の大きな金融機関ほど大きなロットの仕事をしたがるものです。

ですので、あまりにも300万円、500万円といった融資ロットだと対応してくれないです。

手間だけかかって利益にならないので他行に当たって欲しいといわれるものです。

 

期間

金融機関は、融資期間が長くなるほど金利収入がある期間がふえていきます。

ですので、保証協会付融資の場合は、最長期間、運転資金だと7年、設備資金だと10年で進めてきます。

保全のとれていないプロパー融資だと1年、3年の提案がざらです。

このように保全がとれているなら長く借りてもらいたいというのが金融機関です。

そこで15日の繋ぎ融資や3ヶ月で仕入から売却できるプロジェクト資金はどうでしょうか。

金融機関も手間倒れになってしまって嫌がってきます。

3ヶ月以内で出口決済が済んでしまうプロジェクト資金ですと金融機関から売らないで欲しいと言われたりします。

15日といった超短期の繋ぎ資金は、売掛金の回収が見えている、保証協会付き融資の着金が遅れていて資金ショートするときには対応してくれます。