コロナウイルス関連によって企業の売上が激減し赤字補填資金が金融機関から続々と融資審査がなされています。
ですが、信用保証協会や日本政策金融公庫は既にパンク状態であり申込をしてもいつ融資実行されるか不明です。
こんなときに月末の支払いで資金ショートしてしまうといった企業もでてきます。
今回は、こんなときの15日、30日といった短期資金の融資手法を紹介します。
プロパー融資
プロパー融資は、信用保証協会付き融資や日本政策金融公庫で内諾がでているのに着金していない状況のときに検討できます。
プロパーの短期の繋ぎ資金(※ブリッジファイナンスともいう)で、その返済原資を保証協会付き融資や日本政策金融公庫の資金とします。
アンコミットメントライン
アンコミットメントライン(※当座貸越ともいう)は、あらかじめ金融機関と当座の貸越の極度枠の契約をしておきます。
アンコミットメントラインは決算毎に極度枠の改定を行っていきます。
アンコミットメントラインの特徴は、下記で説明するコミットメントラインと違い極度枠の範囲で融資実行を必ずするものでないです。
ですので、極度の枠をはっているけど、金融機関にはやっぱり融資無理といえます。
基本的には、業績がよかったりする会社にアンコミットメントラインを作るのでキャンセルはないです。
コミットメントライン
これは金融機関と事業会社の間で今すぐ資金は必要ないが必要になるときに備えて融資が必要なときに融資するという約束で極度枠を作る方法です。
いまですとトヨタ、ANA、オリエンタルランド等の大会社が巨額の融資枠を作ったりしています。
コミットメントラインは、事務手数料が発生します。
メガバンクがやたらとやりたがる融資手法です。
担保付融資
不動産や在庫、売掛金といった流動資産に抵当権やABLを設定して極度枠を作っていきます。
これはコーポレートのクレジットをつかうというよりか不動産や在庫、売掛金といったアセットのクレジットを使います。
ですので、業績が悪化している会社や規模の小さな会社に検討される融資手法といえます。
ただ、この手法は、担保の調査に時間を要するため早めに申し込まないといけないといえます。