業績がよくても融資を断られる場合があります。
その内容を説明していきます。
融資額のバー
どんなに業績がよくても融資額が小さすぎる融資は、断られる傾向にあります。
信用金庫で300万円以下、地方銀行1,000万円以下、メガ3,000万円といったところが下限のバーのイメージです。
とくに3ヶ月、6ヶ月の短期資金は断られる傾向にあります。
これは手間倒れになるからです。要するに面倒くさいと思われるからです。
あと、3月末、9月末といった決算時点で残高がのこっていない融資も嫌がられる傾向にあります。
とはいっても信用金庫さんは、融資額が小さくても債務者さんが困っていたら稟議をしてくれます。
現金預金量
賞与資金、納税資金といったような資金使途があったとしても会社の手許に現預金がありすぎる場合は融資を断られる場合があります。
あと、あまりにも現預金がある場合は、資金使途が明確でない融資も断られる傾向にあります。
これは自己資金で支払いきれるから融資が必要ないな。というような理由です。
業界
その会社の業績がよくても業界全体の景気が悪い場合は、融資を避けられる傾向にあります。
これは銀行が各業界の景気動向や破産動向、銀行の貸金の融資残高をみながらこの業界は要注意といったようにみます。