ソルトルック株式会社/塩見健二税理士事務所
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コーポレート 2019.05.25
  • 運転資金とおもいきや設備資金だった場合の注意点

運転資金の折り返し資金の打診のときの注意点を説明します。

折返し資金が必要な理由の説明作り

融資は、何らかの理由があって、だから資金が必要なんだ。という理由付けができないと融資審査が通りづらいものです。

保証協会付き融資は資金使途を特段言われないですがプロパー融資だと厳しめにみられます。

折返し資金が必要な理由は、売掛金、在庫が生じる産業だと説明しやすいです。

資金が売掛金、在庫に化けているから手許資金が少ない。と説明すればOKだからです。

そもそも運転資金が必要ない飲食業や不動産業といった産業は、どうして折返し資金の説明をすべきでしょうか。

弊社は、「経常運転資金が少なくなってきた。」と説明します。

注意点は、この理由で説明できるのは固定費の6ヶ月位が限界です。

それ以上の手許資金があると現金がありすぎて稟議が通らないと銀行員さんにいわれちゃいます。

 

運転資金と思いきや銀行稟議だと設備の場合だった

設備資金は、わかりやすく言えば固定資産の購入のための融資です。

運転資金は固定資産以外の融資です。

事業者さんは、この資金で設備を購入していないので運転資金の融資だと思いきや実は銀行の稟議で設備資金だったということがよくあります。

設備資金に折返し資金という考え方がないです。

当初作成した事業計画に沿って返済資金を生み出して返済が進むと考えるからです。

銀行稟議上は、設備資金ですが実態が運転資金といった場合は、折返し資金の理屈がつかないです。

折返しを当てにしていると痛い目に合うので資金が必要となる前に銀行に確認した方がいいです。

 

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