信用保証協会の保証枠の目安について説明します。
信用保証協会の保証枠の確認方法
保証協会の保証枠は大きくわけて2つの確認方法があります。
一つ目は、銀行が保証協会に確認する方法です。
銀行の保証協会付き融資は、自行の稟議を通す前に保証協会に保証承諾の有無を確認してから稟議を通します。
なので、こちらからアクションを起こさずとこ勝手に銀行が保証協会に保証枠を確認してくれます。
二つ目は、あまり知られていないですが事業者が直接、最寄の保証協会に保証枠を確認する方法です。
信用保証協会の保証枠の決定方法
保証協会の保証枠は事業者の決算書をもとに決められます。
主な算定方法は、事業規模(年商)、財務内容、資金使途で判断されます。
保証協会の保証枠も運転枠と設備枠がわかれています。
運転枠の保証は使い切っているが設備枠はまだ余っているという事態もありえます。
最後に、③簡易な保証枠の目線の算出方法です。
保証協会に確認をしなくてもだいたいくらぐらい保証枠があまっているのか事業者は確認したいものです。代表的な方法は、以下のとおりです。
・年商ベースで30~50%が保証枠の上限とみる手法
・経常利益+減価償却費×5年分
・年商1億円=2000万円
あと余談ですが、業績が悪化している事業者で決算明けに保証協会付き融資を申込むことがよくあります。
決算明け一発目で保証協会より保証を断られた場合は、次の決算が明けるまでは保証協会の保証支援が受けれないと考えた方がいいです。